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生活習慣病

LIFESTYLE

生活習慣病について

生活習慣病とは、食事・運動・飲酒・喫煙・ストレス・睡眠など、生活習慣を原因に発症する疾患の総称です。高血圧・高脂血症・糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞・脳出血などが主に当てはまります。生活習慣の見直しは、これらの病気の発症や進行を防ぐために大切です。

糖尿病について

糖尿病は日本人の約10人に1人が発症するといわれ、症例数の多い疾患です。
発症・進行により喉の渇きが強くなり、水を飲む量や尿の頻度も増えるようになります。体重減少も症状の1つですが、自覚症状がほとんどないまま進行するケースも珍しくありません。
糖尿病にはインスリン不足で血糖値をコントロールできない1型と、生活習慣の乱れや遺伝の影響で発症する2型が存在します。
また、糖尿病では合併症として、神経障害・腎症・網膜症などへの注意が必要です。

糖尿病についてのコラム

糖尿病の治療法

糖尿病における基本的な治療や血糖コントロールには、食事療法と運動療法が重要です。
1型糖尿病の患者様は、体内でインスリンを分泌できなくなるため、インスリン注射が欠かせません。必要なインスリンを適切に投与することで、食事や運動の厳しい制限なく通常の生活を送れるようになりますが、食後や運動後に血糖値を計測し、大幅な増減がないかを確認しなければなりません。

2型糖尿病の治療は、まず食事面や運動面の改善が中心です。それでも治療効果が見込めないと判断した後は、薬物療法を選択します。用いる薬の選択は、患者様の体調や血糖コントロールの状況により異なります。薬の効果が得られないときは、1型と同様にインスリン注射が必要になるケースもあります。

高血圧について

高血圧とは、安静状態でありながら、血管にかかる圧力(血圧)が標準値を超えている状態です。脳心血管病の主な原因に挙げられるのが高血圧であり、がんと並ぶ死因となっています。適切な血圧管理が不可欠ですが、多くの場合、高い血圧には明確な自覚症状がほとんどありません。また、他の要因によって引き起こされる二次性高血圧も考えられます。

高血圧の放置は動脈硬化を進行させ、脳梗塞・心筋梗塞・慢性腎臓病などの甚大な健康被害を及ぼす疾患の発症にもつながります。

高血圧についてのコラム

高血圧の治療法

高血圧の原因の1つは生活習慣が関係しています。食生活・飲酒・喫煙・ストレス・睡眠などの状況を見直し、適切な生活習慣が改血圧の改善にも役立ちます。

生活習慣の改善だけでは血圧の管理が難しい場合は、薬物療法も検討します。高血圧治療薬には副作用のリスクもあるため、総合的なアプローチで治療を行うことが大切です。

脂質異常症について

脂質異常症とは、血液中の善玉コレステロール(HDLコレステロール)が不足し、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)や中性脂肪(トリグリセライド)の過剰な状態を指します。動脈硬化の進行に関わり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めるなど、健康上の注意が求められます。

脂質異常症の治療法

脂質異常症の対策は、まず食事の見直しや適度な運動から始まります。目標の脂質値に達しない、または動脈硬化のリスクが高い場合には薬物療法も検討します。

動脈硬化の予防には、ウォーキングや水泳などの有酸素運動が効果的です。特に、HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やす効果があります。食事と運動の取り組みは、脂質異常症の基本的な治療として一定期間以上は継続しましょう。